【ウマ娘】歴代ダービーウマ娘まとめ

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こんにちは、フライドエッグののっちです。

アプリゲームやアニメで人気の「ウマ娘 プリティーダービー」。
単なる“美少女化アニメ”とは違う、競馬ファンをも熱くさせる本作品の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?

今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場するウマ娘の中でも、「日本ダービー(G1)」を制覇したウマ娘の史実馬を紹介します。
史実を知れば、アニメもアプリも漫画もきっと楽しくなりますのでご覧ください。

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日本ダービーとは

正式名称「東京優駿」で、「日本ダービー」の副称がつけられています。
皐月賞・菊花賞とともに「三冠競争」を構成し、牝馬による桜花賞・優駿牝馬(オークス)を含めて「クラシック競争」とも総称されます。

3歳馬限定の東京競馬場2400mで行われるレースで、かつては持込馬や外国産馬の出走制限や、事前登録制など厳しい規制がありましたが、現在は緩和されています。

皐月賞は「最も早い馬が勝つ」、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われるのに対し、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」と言われています。

「ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になることよりも難しい」とは、かつての英国首相ウィンストン・チャーチルが述べたとされる有名な言葉で、ダービーに勝つことの難しさを表すと同時に、その特別な名誉を表しているとおり、すべての馬主にとって究極の目標ともいえるのが「ダービーオーナー」とされています。

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歴代ダービーウマ娘まとめ

現在「ウマ娘プリティーダービー」に登場しているダービー馬は13頭います。
その経歴と特徴をまとめました。

1983年 ミスターシービー

©Cygames, Inc.
生年月日1980年4月7日
通算成績14戦8勝[8-2-1-3]
獲得賞金3億9,080万円(中央)
トウショウボーイ
シービークイン
主な勝鞍’83 皐月賞(G1)
’83 日本ダービー(G1)
’83 菊花賞(G1)
’84 天皇賞・秋(G1)

愛された破天荒な三冠馬

・シンザン以来の19年ぶりの三冠馬で、当時おオールドファンが懐かしく語るだけだった「三冠馬」を実現させたた「俺たちの三冠馬」として人気を博した。
・後方から一気に捲ってくるレースが多く、いつくるか?大丈夫か?と心配させておきながらの驚異の末脚でアイドル的人気だったミスターシービーに対し、後輩三冠馬のシンボリルドルフはそのアイドルを破る悪役的存在だった。

同期ウマ娘

同期のウマ娘はまだ登場していません。

1984年 シンボリルドルフ

©Cygames, Inc.
生年月日1981年3月13日
通算成績16戦13勝[13-1-1-1]
獲得賞金6億8,482万円(中央)
パーソロン
スイートルナ
主な勝鞍’84 皐月賞(G1)
’84 日本ダービー(G1)
’84 菊花賞(G1)
’84’85 有馬記念(G1)
’85 天皇賞・春(G1)
’85 ジャパンカップ(G1)

本気で走らなかった七冠馬

・名馬シンザンを超えた史上初の七冠馬、シンボリルドルフ以降七冠を達成したのはディープインパクトのみ。
・先輩三冠馬ミスターシービーの後方から捲りのハラハラする展開の競馬と比べ、好位から抜け出す強い競馬でねじ伏せる勝ち方から「つまらない競馬」「勝利より3度の敗北を語りたくなる」と言われた。
・厩舎では気が荒く「ライオン」とあだ名がつけられ乱暴な振る舞いをしていたが、外に出ると堂々として暴れることはなかった。

同期ウマ娘

同期のウマ娘はまだ登場していません。

1985年 シリウスシンボリ

©Cygames, Inc.
生年月日1982年3月26日
通算成績22戦4勝[4-4-1-13]
獲得賞金1億870万円(中央)
モガミ
スイートエプソム
主な勝鞍’85 日本ダービー(G1)

早すぎた名馬

・「日本ダービー(G1)」後、シンボリルドルフの帯同馬として海外へと向かう予定が、シンボリルドルフが脚部不安のため断念、せっかく準備したのでシリウスシンボリ1頭でヨーローッパヘ旅立つ。
・結果を見れば優勝さえなかったものの、「バーデン大賞(G1)」4着、「ロイヤルオーク賞(G1)」3着、「フォア賞(G3)」2着と一定の結果を残す。
・結局日本ダービー後1勝もできずに引退するが、2年に渡る海外遠征での好走が、海外が夢のまた夢だった日本競馬にとって財産となり、この挑戦は無駄ではなかったといえる。

同期ウマ娘

同期のウマ娘はまだ登場していません。

1988年 サクラチヨノオー

©Cygames, Inc.
生年月日1985年2月19日
通算成績10戦5勝[5-1-1-3]
獲得賞金2億890万円(中央)
マルゼンスキー
サクラセダン
主な勝鞍’87 朝日杯3歳S(G1)
’88 日本ダービー(G1)

父の無念を晴らした東の横綱

・関西の3歳(現2歳)王者のサッカーボーイが栃栗毛に金の尻尾、父譲りのディクタスアイに気性難で、新馬戦9馬身、2勝目10馬身、「阪神3歳S(G1)」8馬身のレコード勝ちと派手な馬だったことに対し、なんとか凌いで勝つようなレースぶりで、キレに欠けるズブい脚などから「頼りない東の横綱」と揶揄された。
・持込馬のため、当時出走が叶わなかった父マルゼンスキー、直前の故障により「日本ダービー(G1)」出走が叶わなかった兄サクラトウコウの無念を晴らし、レコードタイムで優勝、ダービー史上でも屈指の叩き合い・差し返し劇を演じた。

同期ウマ娘

オグリキャップ・スーパークリーク・ヤエノムテキ・バンブーメモリー・メジロアルダン

1990年 アイネスフウジン

©Cygames, Inc.
生年月日1987年4月10日
通算成績8戦4勝[4-3-0-1]
獲得賞金2億3,600万円(中央)
シーホーク
テスコパール
主な勝鞍’89 朝日杯3歳S(G1)
’90 日本ダービー(G1)

新時代をつくったダービー馬

・「日本ダービー(G1)」1着入線後、スタンド前からの退場を目指した時自然発生的に「ナ・カ・ノ・ナ・カ・ノ」と歓声が上がり、スタンドを越えて正門付近まで聞こえるほどの合唱へと変化、これがのちに「ナカノコール」と呼ばれ、競馬がギャンブルから本物のスポーツになったとされる意見もある。
・サクラチヨノオーのレコードタイムを1秒更新したが、このタイムは東京競馬場の馬場改修まで破られることのないダービーレコードとなった。

同期ウマ娘

メジロマックイーン・メジロライアン・メジロパーマー・ダイタクヘリオス・イクノディクタス

1991年 トウカイテイオー

©Cygames, Inc.
生年月日1988年4月20日
通算成績12戦9勝[9-0-0-3]
獲得賞金6億470万円(中央)
シンボリルドルフ
トウカイナチュラル
主な勝鞍’91 皐月賞(G1)
’91 日本ダービー(G1)
’92 ジャパンカップ(G1)
’93 有馬記念(G1)

ガラスの帝王

・調子がいいときは「テイオーステップ」と呼ばれる弾むような独特の歩容を見せる。
・容姿面での評価も高く、長い前髪と父親譲りの美しい流星がトレードマークで、パナソニックの大型テレビ「画王」のCMキャラクターに採用される。
・潔癖症で、馬房では慎重に場所を選んで綺麗な藁の上でしか横にならない。
・父シンボリルドルフ以来の無敗三冠馬を期待されるが「日本ダービー(G1)」後に骨折が判明、「菊花賞(G1)」出走が叶わず三冠が夢と散るが、その後も怪我に悩まされるが「有馬記念(G1)」では1年ぶりの出走で優勝。

同期ウマ娘

ヤマニンゼファー・ナイスネイチャ・ツインターボ

1992年 ミホノブルボン

©Cygames, Inc.
生年月日1989年4月25日
通算成績8戦7勝[7-1-0-0]
獲得賞金4億3,730万円(中央)
マグニテュード
カツミエコー
主な勝鞍’91 朝日杯3歳S(G1)
’92 皐月賞(G1)
’92 日本ダービー(G1)

スパルタ調教の申し子

・ミホノブボンの馬体と活躍は、完成したばかりの栗東坂路の宣伝となり関西馬優位の状況を作り出すが、それに遅れて美浦でも坂路施設を完成させるが時すでに遅く、現在でも西高東低の関西馬優位の状況が続いている。
・馬体は綺麗な栗毛でおっとりした顔が良かったのか、女優の鶴田真由を背にCMに出演したこともある。
・クラシック最終戦の「菊花賞(G1)」では、戦前逃げ宣言のキョウエイボーガンが暴走気味に前に行き、2番手に付けるが最初の1000m通過59.7秒の「菊花賞史上、稀にハイペース」となり縦長の展開、最終コーナーで失速するキョウエイボーガンを交わして先頭に立つものの、残り100mで外からライスシャワーに差され1馬身1/4離され2着、デビュー以来初の敗戦を喫し三冠達成とはならなかった。

同期ウマ娘

ライスシャワー・サクラバクシンオー・マチカネタンホイザ・ニシノフラワー

1993年 ウイニングチケット

©Cygames, Inc.
生年月日1990年3月21日
通算成績14戦6勝[6-1-2-5]
獲得賞金3億7,177万円(中央)
トニービン
パワフルレディ
主な勝鞍’93 日本ダービー(G1)

日本ダービー勝利への切符

・厩務員から「チケゾー」の愛称で呼ばれるようになる。
・入厩すると、騎乗した調教助手から「ダービーで勝ち負けできる能力があると思う」と言われ、調教師がその場で「ダービーに勝てる馬が来たぞ」と当時ダービー未勝利の騎手柴田政人にその場で騎乗依頼をする。
・現在存命するG1馬で現在最年長(2022年5月現在)。
・きつく叱ると拗ねてしまうため、人間に大事にされていたことから、他馬から格の違いを感じられボスにさせられたとされる。
・レース後には蕁麻疹を出してしまうほど繊細で、調教嫌いな馬だった。
・ウイニングチケットの馬名の由来は「当たり馬券」。

同期ウマ娘

ビワハヤヒデ・ナリタタイシン

1994年 ナリタブライアン

©Cygames, Inc.
生年月日1991年5月3日
通算成績21戦12勝[12-3-1-5]
獲得賞金9億4,742万円(中央)
ブライアンズタイム
パシフィカス
主な勝鞍’93 朝日杯3歳S(G1)
’94 皐月賞(G1)
’94 日本ダービー(G1)
’94 菊花賞(G1)
’94 有馬記念(G1)

計15馬身半差の三冠馬

・「皐月賞(G1)」3馬身1/2差(古馬を含めたコースレコード)、「日本ダービー(G1)」5馬身差、「菊花賞(G1)」7馬身差(菊花賞レコード)と着差を広げていき史上5頭目の三冠馬となる(菊花賞の前哨戦「京都新聞杯(G2)」は2着)。
・この当時の競馬界では「現役の競走馬のタテガミを取るのはゲンが悪い」とされていたが、某オークション番組にタテガミを提供、その2ヶ月後に右股関節炎が発症した(この時の収益は、全額が阪神淡路大震災の支援金として寄付された)。
・兄ビワハヤヒデは、元々赤いメンコをつけて出走していたが、メンコを外した後にG1を制覇し、ナリタブライアンはシャドーロールを付けたことによりG1を制覇した。
・調教助手からは「ブー」の愛称で呼ばれていた。

同期ウマ娘

ヒシアマゾン・サクラローレル・ビコーペガサス

1998年 スペシャルウィーク

©Cygames, Inc.
生年月日1995年5月2日
通算成績17戦10勝[10-4-2-1]
獲得賞金10億9,262万円(中央)
サンデーサイレンス
キャンペーンガール
主な勝鞍’98 日本ダービー(G1)
’99 天皇賞・春(G1)
’99 天皇賞・秋(G1)
’99 ジャパンカップ(G1)

天才ジョッキーの栄光

・初のG1「皐月賞(G1)」に出走するが、前走からの馬体重が+10kgも響いたのかセイウンスカイの3着となるも、続く「日本ダービー(G1)」は-8kgと馬体を絞り、見事1着でダービー馬の仲間入りを果たす。
・このダービー勝利はジョッキーの武豊にとって初のダービー制覇となったが、興奮のあまりムチを落としてしまう。
・大一番に馬体を絞って結果を残していることから、ウマ娘では大食いのダイエットキャラに認定されていると思われる。
・ちなみにエルコンドルパサーとグラスワンダーには1度も先着できなかった。

同期ウマ娘

グラスワンダー・エルコンドルパサー・セイウンスカイ・キングヘイロー・ツルマルツヨシ

1999年 アドマイヤベガ

©Cygames, Inc.
生年月日1996年3月12日
通算成績8戦4勝[4-1-0-3]
獲得賞金2億9,060万円(中央)
サンデーサイレンス
ベガ
主な勝鞍’99 日本ダービー(G1)

母子の夢を叶えた一等星

・母ベガは初子として身ごもるが双生児と判明、「双子は大成しない」「お互いの発育が悪くなる」といった理由から片方の胎児がつぶされ残されたのがアドマイヤベガだった。
・母ベガは「オークス(G1)」ではなく「日本ダービー(G1)」出走を取り沙汰されるが最終的には「オークス(G1)」に出走し優勝。
・初年度産駒がデビューした2004年の秋、胃破裂により急死、競争生活と同じく一瞬の煌めきで終わってしまうが、残された産駒は4世代のみだがG1馬4頭を含む13頭ものJRA重賞勝利馬(障害競走含む)を輩出。
・血統背景が、国内で唯一ディープインパクトに土をつけたハーツクライに似通っていて、現役時代の活躍やその後の優秀な産駒から早世が惜しまれた。
・母ベガは牝馬でありながら流星にホクロがあり三白眼で、見かけの評価は高くなかったが、アドマイヤベガは眉目秀麗なイケメンホースと言われた。

同期ウマ娘

テイエムオペラオー・ナリタトップロード・メイショウドトウ・ハルウララ

2002年 タニノギムレット

©Cygames, Inc.
生年月日1999年5月4日
通算成績8戦5勝[5-1-2-0]
獲得賞金3億8,601万円(中央)
ブライアンズタイム
タニノクリスタル
主な勝鞍’02 日本ダービー(G1)

ダービー制覇のためだけに生まれた競走馬

・左目だけ三白眼という特徴を持ち、初年度産駒に牝馬でダービー制覇しG1競争7勝のウオッカがいる。
・種牡馬引退後、功労馬として余生を送りことになった牧場に着いた初日にいきなり牧柵を4本も蹴り上げて破壊、その後も週一ペースで破壊し付いたあだ名が「破壊神(破壊王)」。
・馬房の壁や飼い葉桶も破壊してしまうためゴム製に変更され、牧場公式のソート動画のBGMにデスメタルが充てられ、牧場併設カフェの紙コップのイメージイラストが柵キックのシルエットになるなど引退後も話題になる。
・多くの馬の例に漏れず人参が好物だが葉の部分はあまり好みではないらしく、葉付きの人参を与えると葉の部分だけポイ捨てする。
・最近までリンゴを食わず嫌いしていた。

同期ウマ娘

シンボリクリスエス・ファインモーション

2007年 ウオッカ

©Cygames, Inc.
生年月日2004年4月4日
通算成績26戦10勝[10-5-3-8]
獲得賞金13億487万円(中央)
タニノギムレット
タニノシスター
主な勝鞍’06 阪神ジュベナイルF(G1)
’07 日本ダービー(G1)
’08’09 安田記念(G1)
’08 天皇賞・秋(G1)
’09 ヴィクトリアマイル(G1)
’09 ジャパンカップ(G1)

64年ぶりの栄冠

・牝馬ながらの「日本ダービー(G1)」優勝、クリフジ以来64年ぶり史上3頭目の快挙。
・父タニノギムレットもダービーを制覇している。
・東京競馬場でG16勝を挙げたことから「府中の申し子」と呼ばれる。
・夏冬のグランプリ競走のファン投票では3歳の宝塚記念を除いて最多得票、5回連続で1位選出されるも、8着・11着・4連続回避。
・女性人気が高く、出走する日の競馬場は女性の割合が高くなる。

同期ウマ娘

ダイワスカーレット・アストンマーチャン

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場するウマ娘の中でも、「日本ダービー(G1)」を制覇したウマ娘の史実馬を紹介しました。

キャラクターたちの可愛さももちろんですが、名馬たちへの造詣の深さと、それをアニメに落とし込んでエンタメに昇華させた「ウマ娘 プリティーダービー」からは、今後も目が離せません。

アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」は2022年5月13日現在では7つのサービスで配信されています。
中でもオススメはAmazonプライムとU-NEXTです。
無料トライアルを利用して、実質無料で観ることができます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もみなさんのお役に立てる情報を発信していきます。

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