【ウマ娘】史実解説タニノギムレット編

こんにちは、フライドエッグののっちです。

アプリゲームやアニメで人気の「ウマ娘プリティーダービー」。
単なる“美少女化アニメ”とは違う、競馬ファンをも熱くさせる本作品の魅力とは一体どんなものなのでしょうか？

今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場する「タニノギムレット」の史実馬を紹介します。
史実を知れば、アニメもアプリも漫画もきっと楽しくなりますのでご覧ください。

「ウマ娘プリティーダービー」とは
タニノギムレットとは？
- タニノギムレット
まとめ

「ウマ娘プリティーダービー」とは

「ウマ娘プリティーダービー」は、プレイヤーがトレーナーとなり、実在する競走馬の名前を冠した「ウマ娘」と呼ばれるキャラクターを育成し、イベントやレースをこなしながら目標達成を目指していくアプリゲームです。
ゲーム内では迫力満点のレース映像や、レースの勝者がセンターを務めるライブステージ「ウィニングライブ」が楽しめます。

他にも漫画やアニメ、楽曲CD、CDドラマなどに展開されているメディアミックスコンテンツです。

タニノギムレットとは？

今回は、ウマ娘に登場する「タニノギムレット」の史実馬について解説していきます。

タニノギムレット

生年月日	1999年5月4日
通算成績	8戦5勝［5-1-2-0］
獲得賞金	3億8,601万円（中央）
父	ブライアンズタイム
母	タニノクリスタル
主な勝鞍	’02 日本ダービー（G1）

生い立ち

・父はナリタブライアンを輩出したブライアンズタイム、母タニノクリスタルは生産牧場ゆかりの血統でクラシック戦線でも活躍したタニノクリスタル。
・成長につれてブライアンズタイム産駒の例に漏れず筋骨隆々になり、マッチョな好馬体を誇っていた。
・冠名の「タニノ」にカクテルの名前「ギムレット」を組み合わせ「タニノギムレット」と命名される。
・同世代は「シンボリクリスエス」「ファインモーション」のほか「アドマイヤドン」「ヒシミラクル」「デュランダル」「ゴールドアリュール」などがいる。

ダービー制覇のためだけに生まれた競走馬

・松田国英厩舎（通称：マツクニ厩舎）に入厩し、厳しいトレーニングを積み挑んだデビュー戦はダート1000m、2着に敗れその後尻尾を骨折し引退の危機を乗り越え、12月の芝1600mで復帰し2着に7馬身差の圧勝で初勝利を挙げる。
・鞍上に武豊を迎え「シンザン記念（G3）」「アーリントンカップ（G3）」と連勝するが、クラシック初戦の皐月賞トライアル「スプリングS（G2）」からは落馬負傷した武豊から四位に乗り替わり勝利。
・本番「皐月賞（G1）」では最終コーナーで大きく外を周され、直線ではほとんどの馬を抜き去る豪脚を見せるが3着、この荒い騎乗は騎乗ミスだったとされることが多く、さらに最後に追うのをやめたことから運営陣は大激怒。
・この後四位は乗り替わりとなるが、彼は5年後にタニノギムレットの初年度産駒「ウオッカ」で64年ぶりの牝馬ダービー制覇をすることとなる。
・その後、調教師の信念であるローテーション（通称：松国ローテ）通りに「NHKマイルカップ（G1）」に出走、怪我から急所復帰した武豊に鞍上が戻り迎えたレースではいつも通り後方に控え、最後の直線を向くも勝ち馬が斜行した煽りを受け、よろめきながら立て直すも3着、審議になるも着順は変わらず。
・3着が続くも「日本ダービー（G1）」ではまたも1番人気に推され、中団後方から終始外を周る展開、最後の直線では大外に出し誰にも邪魔されることなく突き抜けダービーを制覇。
・武豊はこれで当時史上最多となるダービー3勝目、オーナーも父に続き親子でダービー制覇となった。
・秋は「神戸新聞杯（G2）」から「天皇賞・秋（G1）」へ向かう予定だったが、調整中に屈腱炎を発症し引退、種牡馬入りすることとなった。

小ネタ

・左目だけ三白眼という特徴を持つ。
・種牡馬引退後、功労馬として余生を送りことになった牧場に着いた初日にいきなり牧柵を4本も蹴り上げて破壊、その後も週一ペースで破壊し付いたあだ名が「破壊神（破壊王）」。
・馬房の壁や飼い葉桶も破壊してしまうためゴム製に変更され、牧場公式のソート動画のBGMにデスメタルが充てられ、牧場併設カフェの紙コップのイメージイラストが柵キックのシルエットになるなど引退後も話題になる。
・多くの馬の例に漏れず人参が好物だが葉の部分はあまり好みではないらしく、葉付きの人参を与えると葉の部分だけポイ捨てする。
・最近までリンゴを食わず嫌いしていた。