【ウマ娘】史実解説 ウイニングチケット編

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こんにちは、フライドエッグののっちです。

アプリゲームやアニメで人気の「ウマ娘 プリティーダービー」。
単なる“美少女化アニメ”とは違う、競馬ファンをも熱くさせる本作品の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?

今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場する「ウイニングチケット」の史実馬を紹介します。
史実を知れば、アニメもアプリも漫画もきっと楽しくなりますのでご覧ください。

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「ウマ娘 プリティーダービー」とは

「ウマ娘 プリティーダービー」は、プレイヤーがトレーナーとなり、実在する競走馬の名前を冠した「ウマ娘」と呼ばれるキャラクターを育成し、イベントやレースをこなしながら目標達成を目指していくアプリゲームです。
ゲーム内では迫力満点のレース映像や、レースの勝者がセンターを務めるライブステージ「ウィニングライブ」が楽しめます。

他にも漫画やアニメ、楽曲CD、CDドラマなどに展開されているメディアミックスコンテンツです。

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ウイニングチケットとは?

今回は、ウマ娘に登場する「ウイニングチケット」の史実馬について解説していきます。

ウイニングチケット

©Cygames, Inc.
生年月日1990年3月21日
通算成績14戦6勝[6-1-2-5]
獲得賞金3億7,177万円(中央)
トニービン
パワフルレディ
主な勝鞍’93 日本ダービー(G1)

生い立ち

・父は凱旋門賞馬のトニービン、母は日本有数の名牝系で近親にサクラユタカオー、サクラスターオー、ハードバージなど、重賞馬がズラリと並ぶ超良血、母父もスーパーカーの異名で知られる世界的良血マルゼンスキー。
・幼駒の頃の印象は「胴長の体型や骨格は父トニービンそっくり、顔つきは母母父テスコボーイそっくり、それにマルゼンスキーのいいところも出ている」と期待され、伊藤調教師が一目惚れしてその場で入厩を決めた。
・牧場時代は鹿のような馬だったと言われ、細手で見栄えはしないがセンスの良さが感じられる馬体をしていたとされ、2歳春頃からはものすごい成長力を見せ、送り出す時はかなりの自信があったと言われる。
・同世代は「ビワハヤヒデ」「ナリタタイシン」のほか「シンコウラブリイ」「ベガ」「ホクトベガ」「サクラチトセオー」「ノースフライト」「ネーハイシーザー」「マーベラスクラウン」などがいる。

名手柴田政人をダービージョッキーにした競走馬

・厩務員から「チケゾー」の愛称で呼ばれるようになる。
・入厩すると、騎乗した調教助手から「ダービーで勝ち負けできる能力があると思う」と言われ、調教師がその場で「ダービーに勝てる馬が来たぞ」と当時ダービー未勝利の騎手柴田政人にその場で騎乗依頼をする。
・デビューから2走目で初勝利を挙げるが、その後ソエのため3ヶ月休養、復帰後は2連勝を挙げ年を終える。
・年明けは皐月賞トライアル「弥生賞(G2)」から始動、最後方から捲りの競馬でナリタタイシンを2馬身差ちぎり圧勝、本番の「皐月賞(G1)」ではビワハヤヒデと2強を形成するが直線で伸びを欠き、後方から追い込んだナリタタイシンの5着で入線、その後他馬の降着もあり4着となった。
・次走「日本ダービー(G1)」では「皐月賞(G1)」の敗戦から評価が下がりながらの1番人気、皐月賞馬のナリタタイシンを加えて3強を形成、「BNW」で単勝オッズ3.6〜4.0倍で3頭がひしめき合う形となった。
・レースではビワハヤヒデを前に置き、中団やや後方の最内を追走、ナリタタイシンは後方2番手から競馬を進め、ウイニングチケットは大欅を過ぎたあたりから早めに空いた内を進出、コーナーでは外を回ったビワハヤヒデの前に出るが、外にヨレるとビワハヤヒデが空いた内を突き、さらに外からナリタタイシンが猛追し3頭での叩き合いになり、最後にもうひと伸びしたウイニングチケットが半馬身差制して優勝、ダービー馬となると、府中の杜には「マサトコール」が響き渡る。
・騎手生活27年目の44歳、19度目の挑戦で悲願のダービージョッキーとなった勝利騎手インタビューで「誰にこの勝利を伝えたいか」の問いに対して「世界のホースマンに、60回のダービーを勝った柴田ですと伝えたい」と返答、伝えたい相手が「世界のホースマン」なのは、海外で騎乗した際に現地のマスコミから「ダービーは勝っているのか?」と聞かれるという恥ずかしい経験を思い出したからだという。
・レース後は夏休みを挟み、秋は「京都新聞杯(G2)」から始動、後方内側を進み、直線では進路を失い最後方となるがゴール手前でクビ差差し切り勝利。
・続く「菊花賞(G1)」では夏に鍛えられムキムキになったビワハヤヒデに敗れ3着、「ジャパンカップ(G1)」は日本馬では1番人気(全体4番人気)に推されるも、伏兵レガシーワールドに敗れ3着、「有馬記念(G1)」はトウカイテイオー奇跡の復活に呑まれ11着と勝てない競馬が続きこの年を終える。
・翌年は復帰に手間取る中、主戦騎手の柴田政人が落馬負傷、7月の「高松宮杯(G2)」に鞍上を柴田善臣に乗り替わって1番人気で出走するがナイスネイチャの5着、秋は武豊に乗り替わり「オールカマー(G3)」ではビワハヤヒデの2着に敗れる。
・迎える「天皇賞・秋(G1)」では、ダービーを勝った府中でビワハヤヒデとのライバル対決が期待されたが、結果は2頭ともレース中に屈腱炎を発症してビワハヤヒデは5着、ウイニングチケットは8着に沈んでしまう。
・結局この故障が原因で2頭とも引退となるのだが、ウイニングチケットは翌年2月5日付で登録を抹消し引退、同月前年の落馬負傷が原因で柴田政人も騎手を引退したことや、ダービー以来勝ちに恵まれなかったことなどから「柴田政人にダービーを獲らせるために、天から使わされた」とまで言われるようになる。
・引退後は種牡馬入りし、重賞勝ち馬は1頭しか残せなかったが、母系としては2021年の「大阪杯(G1)」を制したレイパパレを輩出している。

小ネタ

・現在存命するG1馬で現在最年長(2022年5月現在)。
・きつく叱ると拗ねてしまうため、人間に大事にされていたことから、他馬から格の違いを感じられボスにさせられたとされる。
・レース後には蕁麻疹を出してしまうほど繊細で、調教嫌いな馬だった。
・ウイニングチケットの馬名の由来は「当たり馬券」。

代表レース

1993年 日本ダービー

BNWの3強対決となり最後の直線での叩き合いを制したレース。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、アニメ「ウマ娘プリティーダービー」に登場するウイニングチケットを紹介しました。

キャラクターたちの可愛さももちろんですが、名馬たちへの造詣の深さと、それをアニメに落とし込んでエンタメに昇華させた「ウマ娘 プリティーダービー」からは、今後も目が離せません。

アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」は2022年5月10日現在では7つのサービスで配信されています。
中でもオススメはAmazonプライムとU-NEXTです。
無料トライアルを利用して、実質無料で観ることができます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もみなさんのお役に立てる情報を発信していきます。

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