【ウマ娘】史実解説 ミホノブルボン編

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こんにちは、フライドエッグののっちです。

アプリゲームやアニメで人気の「ウマ娘 プリティーダービー」。
単なる“美少女化アニメ”とは違う、競馬ファンをも熱くさせる本作品の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?

今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場する「ミホノブルボン」の史実馬を紹介します。
史実を知れば、アニメもアプリも漫画もきっと楽しくなりますのでご覧ください。

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「ウマ娘 プリティーダービー」とは

「ウマ娘 プリティーダービー」は、プレイヤーがトレーナーとなり、実在する競走馬の名前を冠した「ウマ娘」と呼ばれるキャラクターを育成し、イベントやレースをこなしながら目標達成を目指していくアプリゲームです。
ゲーム内では迫力満点のレース映像や、レースの勝者がセンターを務めるライブステージ「ウィニングライブ」が楽しめます。

他にも漫画やアニメ、楽曲CD、CDドラマなどに展開されているメディアミックスコンテンツです。

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ミホノブルボンとは?

今回は、ウマ娘に登場する「ミホノブルボン」の史実馬について解説していきます。

ミホノブルボン

©Cygames, Inc.
生年月日1989年4月25日
通算成績8戦7勝[7-1-0-0]
獲得賞金4億3,730万円(中央)
マグニテュード
カツミエコー
主な勝鞍’91 朝日杯3歳S(G1)
’92 皐月賞(G1)
’92 日本ダービー(G1)

生い立ち

・血統表だけを見る限りではそんなに酷い血統にも見えないが、父マグニテュードは6戦未勝利馬だがミルジョージの代わりとして、母父のシャレーもダンディルートの代わりに種付け料が安いという理由で配合された。
・出産の際には腰幅が広く、引っかかってしまうほどだったが、牧場時代は「象みたい」と言われるほどおっとりしていて一人ぼっちでいることが多かった。
・同世代は「ライスシャワー」「サクラバクシンオー」「マチカネタンホイザ」「ニシノフラワー」のほか「シンコウラブリイ」「レガシーワールド」などがいる。

「スパルタ調教の申し子」と呼ばれた競走馬

・坂路を用いたスパルタ調教で実績を残していた戸山調教師の下へ入厩すると、入厩直後から坂路調教を課され、デビュー前の3歳馬(現2歳)なら1本走ればヘロヘロになるような坂路調教を楽々こなし、カイ葉をモリモリ食べる。
・坂路を1日2本、3本と調教は厳しくなる一方だが、その調教をあっさりこなしていきいつしか筋肉ムキムキになり「尻が4つに割れている」と言われるほどのマッチョ体型になっていき、しかも坂路で古馬顔負けの時計を叩き出すまでになっていた。
・他の馬が登坂3回で終えるところを4回を消化する負担の大きい調教をこなしたのは食事量の多さにあるとされ、食事中は人に近づかれるのを嫌い、厩務員も食事中のミホノブルボンに接近するのは恐怖だった。
・デビュー戦は出遅れながらも上がり3ハロン33.1秒を記録し3歳(現2歳)コースレコードで勝利、ちなみに上がり2位は34.7秒と1.6秒お上回っていた。
・レース直後に骨膜炎を発症し連戦はできなかったが2ヶ月後に復帰、6馬身差の圧勝で2勝目を挙げる。
・この頃にはついに3歳馬(現2歳)では前代未聞の坂路1日4本を開始。
・3歳(現2歳)チャンピオンを決める「朝日杯3歳S(G1)」では単勝1.5倍の1番人気に推され、鞍上が2番手に抑えようとしたら掛かってしまうが、ハナ差先着し3連勝でG1優勝となる。
・翌年早々に始動を予定するも調教中に左腰を捻挫、年明け初戦は皐月賞トライアルの「スプリングS(G2)」に出走するが、「朝日杯3歳S(G1)」で見せた掛かり癖や距離への不安から2番人気に甘んじる。
・レースでは2番手のサクラバクシンオーがガス欠で失速する中、スタート直後からハナを切ったミホノブルボンが7馬身差の圧勝、この勝利から「栗毛の超特急」と言われる。
・クラシック初戦の「皐月賞(G1)」では3歩目から先頭に立ち、緩みのないペースで他馬はついていくのが精一杯、直線では差を広げ完勝しクラシック1冠目を手にする。
・続く「日本ダービー(G1)」でも逃げを打ち、後ろには16番人気のライスシャワーが張り付いていたが、他の先行馬は緩まないペースにバテてしまい直線ではライスシャワーがマヤノペトリュースと2着争いをするのを尻目に4馬身差で優勝、無敗の二冠を達成する。
・このレースで、3ハロン目から正確に12秒台のラップを刻んだことから「精密機械」と言われる。
・前年、無敗の2冠馬になるも骨折で断念したトウカイテイオーと違い、無事夏を越して「京都新聞杯(G2)」し勝利、シンボリルドルフ以来の三冠に期待がかかるがこのレースで2着のライスシャワーとは1馬身半とダービーの時より詰められていた。
・クラシック最終戦の「菊花賞(G1)」では、戦前逃げ宣言のキョウエイボーガンが暴走気味に前に行き、2番手に付けるが最初の1000m通過59.7秒の「菊花賞史上、稀にハイペース」となり縦長の展開、最終コーナーで失速するキョウエイボーガンを交わして先頭に立つものの、残り100mで外からライスシャワーに差され1馬身1/4離され2着、デビュー以来初の敗戦を喫し三冠達成とはならなかった。
・次走は「ジャパンカップ(G1)」を目標にしていたが故障が発生し休養に入る。
・ミホノブルボンの休養中に、戸山調教師が癌のため61年の生涯に幕を閉じるが、奇しくもその日はミホノブルボンのダービー制覇から1年後、その年のダービー前日のことだった。
・結局ミホノブルボンは休養中に他の故障を発症するなどしてそのまま故障が癒えず引退となった。

小ネタ

・ミホノブボンの馬体と活躍は、完成したばかりの栗東坂路の宣伝となり関西馬優位の状況を作り出すが、それに遅れて美浦でも坂路施設を完成させるが時すでに遅く、現在でも西高東低の関西馬優位の状況が続いている。
・馬体は綺麗な栗毛でおっとりした顔が良かったのか、女優の鶴田真由を背にCMに出演したこともある。
・母カツミエコーはミホノブルボン出産後、2年不受胎が続き売却を検討されるが血統の評価が低いことから買い手がつかず殺処分も検討されるが、ミホノブルボンの活躍で免れその4代後に地方競馬重賞活躍馬を輩出する。

代表レース

1992年 皐月賞

3歩目から先頭に立ち、緩みのないペースで完勝しクラシック1冠目を手にしたレース。

1992年 日本ダービー

正確なラップを刻み、他馬を寄せ付けない圧勝でダービーを制したレース。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、アニメ「ウマ娘プリティーダービー」に登場するミホノブルボンを紹介しました。

キャラクターたちの可愛さももちろんですが、名馬たちへの造詣の深さと、それをアニメに落とし込んでエンタメに昇華させた「ウマ娘 プリティーダービー」からは、今後も目が離せません。

アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」は2022年5月9日現在では7つのサービスで配信されています。
中でもオススメはAmazonプライムとU-NEXTです。
無料トライアルを利用して、実質無料で観ることができます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もみなさんのお役に立てる情報を発信していきます。

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