【ウマ娘】史実解説ウオッカ編

こんにちは、フライドエッグののっちです。

アプリゲームやアニメで人気の「ウマ娘プリティーダービー」。
単なる“美少女化アニメ”とは違う、競馬ファンをも熱くさせる本作品の魅力とは一体どんなものなのでしょうか？

今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場する「ウオッカ」の史実馬を紹介します。
史実を知れば、アニメもアプリも漫画もきっと楽しくなりますのでご覧ください。

「ウマ娘プリティーダービー」とは
ウオッカとは？
- ウオッカ
まとめ

「ウマ娘プリティーダービー」とは

「ウマ娘プリティーダービー」は、プレイヤーがトレーナーとなり、実在する競走馬の名前を冠した「ウマ娘」と呼ばれるキャラクターを育成し、イベントやレースをこなしながら目標達成を目指していくアプリゲームです。
ゲーム内では迫力満点のレース映像や、レースの勝者がセンターを務めるライブステージ「ウィニングライブ」が楽しめます。

他にも漫画やアニメ、楽曲CD、CDドラマなどに展開されているメディアミックスコンテンツです。

ウオッカとは？

今回は、G1競走7勝馬でウマ娘に登場する「ウオッカ」の史実馬について解説していきます。

ウオッカ

生年月日	2004年4月4日
通算成績	26戦10勝［10-5-3-8］
獲得賞金	13億487万円（中央）
父	タニノギムレット
母	タニノシスター
主な勝鞍	’06 阪神ジュベナイルF（G1） ’07 東京優駿（G1） ’08 安田記念（G1） ’08 天皇賞・秋（G1） ’09 ヴィクトリアマイル（G1） ’09 安田記念（G1） ’09 ジャパンC（G1）

生い立ち

・父はダービー馬のタニノギムレット、母は牝系にシラオキを持つタニノシスター。
・名前の由来が父のギムレットより高いアルコール濃度ということと、ストレートの方が強いという理由で、「タニノ」という冠名なしの「ウオッカ」とされる。
・デビュー前から「シーザリオ（日米オークス制覇）級」と期待される。
・同世代には「ダイワスカーレット」「アストンマーチャン」のほか、「ドリームジャーニー」や「フリオーソ」「スクリーンヒーロー」などがいる。

「府中の申し子」と呼ばれた競走馬

・デビュー3戦目にG1「阪神ジュベナイルフィリーズ（G1）」を2歳芝1,600mの日本レコードで制覇、JRA賞最優秀2歳牝馬を受賞。
・年明けの「チューリップ賞（G2）」でダイワスカーレットを差し切り勝利するも、「桜花賞（G1）」では追いつけづに2着に破れる。
・次走は牝馬ながら「日本ダービー（G1）」優勝、64年ぶり史上3頭目の快挙。
・「凱旋門賞（海外G1）」出走が決定するもケガにより断念、翌年の「安田記念（G1）」まで1年以上勝利から遠ざかる。
・牝馬の「安田記念（G1）」制覇は史上3頭目。
・「天皇賞・秋（G1）」では13分の写真判定の末、2cm差でダイワウカーレットに勝利。なおこのレースでの掲示板内の着差が「ハナ-クビ-ハナ-クビ」の0.1秒差の激戦だった。
・この「天皇賞・秋（G1）」は、スペシャルウィークのレースレコードを0.8秒更新、史上初めて牝馬による牡牝混合GI級競走3勝、日本人騎手による初の天皇賞・秋連覇達成、50年ぶりとなる天皇賞・秋牝馬による1・2フィニッシュと記録づくめだった。
・この年、JRA賞年度代表馬、JRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞。牝馬による年度代表馬受賞はエアグルーヴ以来、史上2頭目。
・翌年、「ヴィクトリアマイル（G1）」をレースレコードで制覇、牝馬によるG1級競走5勝目でメジロドーベルの記録に並ぶ。
・つづく「安田記念（G1）」では最後の直線で前が壁になるも馬群を縫って優勝。
・史上2頭目、牝馬としては初の安田記念連覇、同年でのヴィクトリアマイル、安田記念の制覇は史上初、牝馬によるG1級競走6勝目で最多勝利記録更新、牝馬として史上初めて総収得賞金10億円突破。
・「ジャパンカップ（G1）」をハナ差2cmで日本調教馬の牝馬として初優勝。
・G1級競走7勝目でシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトに並び、牝馬によるG1級競走最多勝利および最高獲得賞金記録をさらに更新。
・ジャパンカップ後、競走中に鼻出血し発症しているていることが判明。「有馬記念（G1）」では史上初めて3年連続1位となったが出走を回避。
・史上初めて牝馬による2年連続年度代表馬受賞。
・「ドバイワールドカップ（海外G1）」を目標に海外遠征するも、前哨戦で鼻出血を再発し、出走を断念。引退となった。