【ウマ娘】史実解説 ヤマニンゼファー編

トレンド

こんにちは、フライドエッグののっちです。

アプリゲームやアニメで人気の「ウマ娘 プリティーダービー」。
単なる“美少女化アニメ”とは違う、競馬ファンをも熱くさせる本作品の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?

今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場する「ヤマニンゼファー」の史実馬を紹介します。
史実を知れば、アニメもアプリも漫画もきっと楽しくなりますのでご覧ください。

スポンサーリンク

「ウマ娘 プリティーダービー」とは

「ウマ娘 プリティーダービー」は、プレイヤーがトレーナーとなり、実在する競走馬の名前を冠した「ウマ娘」と呼ばれるキャラクターを育成し、イベントやレースをこなしながら目標達成を目指していくアプリゲームです。
ゲーム内では迫力満点のレース映像や、レースの勝者がセンターを務めるライブステージ「ウィニングライブ」が楽しめます。

他にも漫画やアニメ、楽曲CD、CDドラマなどに展開されているメディアミックスコンテンツです。

スポンサーリンク

ヤマニンゼファーとは?

今回は「父子二代のマイル王」と呼ばれ、ウマ娘に登場する「ヤマニンゼファー」の史実馬について解説していきます。

ヤマニンゼファー

©Cygames, Inc.
生年月日1988年5月27日
通算成績20戦8勝[8-5-2-5]
獲得賞金5億8,080万円(中央)
ニホンピロウイナー
ヤマニンポリシー
主な勝鞍’92 安田記念(G1)
’93 安田記念(G1)
’93 天皇賞・秋(G1)

生い立ち

・父は短距離G1草創期にG1レースを3勝し「マイルの皇帝」と呼ばれたニホンピロウイナー、母父は海外G1を5勝し種牡馬としても大成したブラッシングブルームという良血馬。
・幼駒の頃から胴が詰まり、前後躯が発達した短距離馬に特有の馬体だった。
・同世代には「トウカイテイオー」「ナイスネイチャ」「ツインターボ」のほか、ダイワスカーレットの母「スカーレットブーケ」や「イブキマイカグラ」「レオダーバン」などがいる。

「三階級制覇」に最も近づいた競走馬

・3歳(現2歳)の入厩直後に骨膜炎を発症してデビューが遅れ、新馬戦は4歳(現3歳)になってから、しかも調整不足と足への負担を考慮してダート戦でデビュー。
・16頭中12番人気と低評価だったが、後方待機から中山の短い直線で先行馬を一気に捉え勝利、続く2戦目も勝利し、3戦目は「クリスタルカップ(G3)」を選択し3着と好走する。
・次走は「ラジオたんぱ賞(G3)」を予定していたが、骨膜炎を再発して休養に入る。
・秋に復帰して2戦目で勝利、格上挑戦で「スプリンターズS(G1)」に挑戦するが、ニシノフラワーの7着に敗れる。
・翌年は自己条件(1500万下)からスタートし2戦目で勝利、「京王杯スプリングC(G2)」で3着入線し「安田記念(G1)」に出走するが11番人気と低評価ながらも優勝、重賞初勝利をG1優勝で飾り、父ニホンピロウイナーとの父子制覇を達成する。
・春シーズンはこのレースを最後に休養に入り、秋は「マイルCS(G1)」を目標に調整に入るが、輸送の影響による食欲不振などもあり前哨戦を2着、本番の「マイルCS(G1)」も5着と敗れる。
・次走「スプリンターズS(G1)」に出走、直線で先頭に立ったがニシノフラワーにゴール直前に交わされクビ差の2着に敗れる。
・翌年は、父が成し遂げられなかった「天皇賞・秋(G1)」制覇を目標にスタート、初戦・2戦目を2着・4着と勝ちきれなかったが、3戦目の「京王杯スプリングC(G2)」で勝利し迎えた「安田記念(G1)」ではニシノフラワーの2番人気ながらも優勝、連覇を達成した。
・秋の初戦は6着と敗れるが、迎える「天皇賞・秋(G1)」ではメジロマックイーンが直前で故障により引退、トウカイテイオーは「有馬記念(G1)」に直行という軸馬不在の混戦模様となる。
・ライスシャワーが1番人気、ナイスネイチャが2番人気、重賞2連勝中のツインターボが3番人気という中5番人気で出走、最後の直線で先頭に立つがセキテイリュウオーが外から強襲、一旦は先頭を譲るも差し返して優勝、父の成し遂げられなかった「天皇賞・秋(G1)」制覇を達成。
・「マイルCS(G1)」は疲労のため回避し、スプリント・マイル・中距離の三階級制覇を掛けて「スプリンターズS(G1)」に条件戦以来2回目の1番人気で挑むも、覚醒した最強スプリンター・サクラバクシンオーに敗れ2着、引退となった。
・三階級制覇(スプリント・マイル・中距離)は近年ではグランアレグリアが大手を掛けたが、グランアレグリアは「天皇賞・秋(G1)」3着に対し、ヤマニンゼファーは「スプリンターズS(G1)」2着と、三階級制覇に最も近づいたと言える。
・さらに、ヤマニンゼファーは同年での記録というおまけ付き。

小ネタ

・「安田記念(G1)」連覇や同年での「安田記念(G1)」「天皇賞・秋(G1)」制覇は、グレード制導入後はヤマニンゼファーとウオッカしか達成していない(安田記念連覇はグレード制導入前にはスウヰイスー(1952、53年)がいる)。
・代表産駒のサンフォードシチーはNHK朝の連続テレビ小説にレギュラー出演していた。
・馬名の「ゼファー」の由来は、実は「そよ風」ではなく、生産者の奥さんが使っていた資生堂の化粧品の名前から付けられた。

代表レース

1993年 安田記念

好位から抜け出す強い競馬で安田記念連覇を決めたレース。

1993年 天皇賞・秋

セキテイリュウオーとの叩き合いをハナ差制したレース。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、アニメ「ウマ娘プリティーダービー」に登場するヤマニンゼファーを紹介しました。

キャラクターたちの可愛さももちろんですが、名馬たちへの造詣の深さと、それをアニメに落とし込んでエンタメに昇華させた「ウマ娘 プリティーダービー」からは、今後も目が離せません。

アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」は2022年4月14日現在では7つのサービスで配信されています。
中でもオススメはAmazonプライムとU-NEXTです。
無料トライアルを利用して、実質無料で観ることができます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もみなさんのお役に立てる情報を発信していきます。

タイトルとURLをコピーしました