こんにちは!グラフィックデザイナーの「のっち」です。
みなさんは「SDGs」ってご存知でしょうか?日本では国民の約67%は「聞いたことがある」そうですが、内容まで知っているのは34%とのことです。(2021年5月調べ)
実は「SDGs」のこをよくわかってないんですよね
国連がー、とかわたしたちに関係なさそうだい
「SDGs」は実際身近なものだし目標やターゲットも
細かく設定してあるからわかりやすくなってるよ
すぐできそうなものもあるから一つ一つ見ていきましょう
最近テレビなどで耳にする機会が増えた「SDGs(エスディージーズ)」。
今回はSDGsについて改めて内容を確認していき、私たちにできることは何があるのか考えてみましょう。
SDGsとは「持続可能な開発目標」
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった造語で、2015年に国連が定めた2030年までに達成することを決めた持続可能な開発目標17と、それらを達成するための具体的な169のターゲットのことです。
2001年にまとめられた「MDGs」で解決しきれなかった課題や、新たに発生した社会問題や環境問題に対応するために定められました。17の目標について、5つのカテゴリーに分けて簡単にみていきましょう。
カテゴリー1 Peopre(人間)
すべての人の人権が尊重され、平等と健康な環境の下に、潜在能力を発揮できる世界の実現をめざす。
1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
この6つの目標をは、貧困や飢餓、健康や教育、安全な水など開発途上国に対することのように見えます。
しかし実際には、これらの目標は先進国である日本国内でも当てはまることだと言えます。
日本の子どもの6人から7人に1人が貧困だと言われていたり、ジェンダー平等に関しても2020年12月の世界経済フォーラムで発表された数字によると153カ国のうち121位と、とても低い数字になっています。
カテゴリー2 Prosperity(豊かさ)
すべての人が経済的に豊かで充実した生活を送れるようにし、自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保する。
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8. 働きがいも 経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
この項目は、エネルギーや働きがい、経済成長や格差是正、まちづくりの話まで出てきます。
これらは日本にも密接に関係する目標に見えますね。
カテゴリー3 Planet(地球)
大量生産・大量消費の社会から脱却し、責任ある消費と生産、気候変動への対応などを通して、海や森林などの豊かな自然環境を破壊から守る。
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
こちらの項目は、気候変動や海の話、陸の話まで出てくるので、開発途上国や先進国だけの話ではなく、もっと全体的な話に見えます。
SDGsが世界中で広がりを見せているのは、発展途上国や先進国、働きがいや経済成長も踏まえたものだからといえるでしょうね。
カテゴリー4 Peace(平和)
世界各地で起きている戦争や紛争をなくし、平和、公正で、恐怖と暴力のない世界をめざす。
16. 平和と公正をすべての人に
日本で生活しているといまいちピンとこないかもしれませんが、今でも各地でテロリズムや紛争が起こっています。
日本においても子供に対する虐待や、様々な組織犯罪など身近に潜んでいる問題も数多く存在しますね。
カテゴリー5 Partnership(パートナーシップ)
世界を取り巻く様々な問題を、国、企業、地域、学校、家庭など、あらゆる人の参加や協力によって解決することをめざす。
17. パートナーシップで目標を達成しよう
日本国内においては、最近になってようやく取り上げられてきているSDGsですが、教育現場や職場内でも積極的に取り上げ、考えていくことが必要となりますね。
キーワードごとにみていくとわかりやすいですね
今回は割愛するけどこの17の目標に対して約10個ずつ、169のターゲットを
設定してあるからゴールも見えやすくなっているね
私たちにできることは何?
これらの目標を達成するにはみんなで取り組んでいく必要があります。
では、私たちにできることは何があるのでしょうか。
買い物でできること
・エコバックを利用する
・賞味期限が近い商品から買うようにしたり、食べきれる量しか買わず、食品ロスを減らす
・地球に優しい方法で生産された商品に付けられる「認証マーク入り」の商品を購入する
暮らしの中でできること
・衣類で温度調整したり、断熱・遮熱カーテンの使用でエアコンの使いすぎを防ぐ
・使わない電気はこまめに消す
・ゴミの分別ルールを守る
・電車や車を使わずに、歩いたり自転車を使うなど運動を習慣にして健康を意識する
職場でできること
・介護や育児中の人でも働きやすいような職場環境を作る
・年齢や性別などに関係なく、意見を出しやすい職場環境や制度を作る
・ペーパーレスを目指し、印刷が必要な際は環境に優しい神やインキを使用する
・男性はー、女性はー、などといった言葉は使わない、考え方をしない
これならできる!と思ったことがあったのではないでしょうか。
簡単なことからでも取り組んでいきましょう。
買い物や節約しながらできることもあるし
すぐ実行していけそうですね
まず簡単なことから実行していこう!
まとめ
今回は「SDGs」について簡単に解説してみました。
これなら自分にでもできる、すぐ実行できることはあったでしょうか?小さなことでもSDGsにつながる取り組みはたくさんあります。楽しみながらやることや、節約につながるような取り組みを行うことが、長く続けられるポイントになるのではないでしょうか。
経済の発展と環境問題の解決を両立して、貧困や紛争ののない世界に向けてみんなで取り組んでいきましょう。