こんにちは、フライドエッグののっちです。
アプリゲームやアニメで人気の「ウマ娘 プリティーダービー」。
単なる“美少女化アニメ”とは違う、競馬ファンをも熱くさせる本作品の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?
今回は「ウマ娘プリティーダービー」に登場する「シリウスシンボリ」の史実馬を紹介します。
史実を知れば、アニメもアプリもきっと楽しくなりますのでご覧ください。
「ウマ娘 プリティーダービー」とは
「ウマ娘 プリティーダービー」は、トレーナーとなったプレイヤーが、実在する競走馬の名前を冠した「ウマ娘」と呼ばれるキャラクターを育成し、レースの勝利やイベントなどをこなしながら目標達成を目指していくアプリゲームです。
ゲーム内では迫力満点のレースはもちろんですが、「ウィニングライブ」と呼ばれるレースの勝者がセンターを務めるライブステージなどが楽しめます。
他にもマンガやアニメ、楽曲CD、CDドラマなどに展開されているメディアミックスコンテンツです。
シリウスシンボリとは?
今回はウマ娘プリティーダービーに「Escorte etoile(スターの護衛)」というキャッチフレーズで登場した「シリウスシンボリ」の史実馬について解説していきます。
シリウスシンボリ
生年月日 | 1982年3月26日 |
通算成績 | 22戦4勝[4-4-1-13] |
獲得賞金 | 1億870万円(中央) |
父 | モガミ |
母 | スイートエプソム |
主な勝鞍 | ’85 日本ダービー(G1) |
生い立ち
・父モガミ、母スイートエプソム、母父パーソロンというシンボリ牧場の集大成ともいえる血統。
・父モガミは翌年に初代三冠牝馬「メジロラモーヌ」、その後も「レガシーワールド」「ブゼンキャンドル」と言ったG1ホースを輩出した名種牡馬。
・幼駒の頃からやんちゃ坊主で馬っ気のきつい馬だった。
・同期にはミホシンザン、サクラユタカオーがいる。
「密約のダービー馬」と言われた競走馬
・デビュー年の3歳時の戦績は4戦2勝だったが、敗れた2戦は1位入線も斜行・進路妨害により失格、スタートの出遅れと、第4コーナーで不利を受けたことから追い込み届かず2着だった。
・その結果、オーナーと調教師が大喧嘩、転厩騒動にまで至ったが、話し合いが持たれ和解。
・年明け初戦に勝利するも、脚部不安から「皐月賞(G1)」と、ダービートライアル「NHK杯(G2)」を回避、「日本ダービー(G1)」に直行する。
・3年連続の三冠馬を期待された皐月賞馬ミホシンザンが骨折のためダービー出走を回避したため、重賞未勝利ながら1番人気に推され見事優勝、ダービー馬の勲章を得る。
・シンボリルドルフの帯同馬として海外へと向かう予定が、シンボリルドルフが脚部不安のため断念、せっかく準備したのでシリウスシンボリ1頭でヨーローッパヘ旅立つ。
・この2年間の海外遠征には厩舎側は帯同せず、ほぼ海外転厩に近い状況だった。
・ただでさえ気性に難を抱える上に、新しい環境に放り込まれ、知らない外国人に囲まれて、芝が長いボコボコした競馬場では実力は出せないと思われていた。
・結果を見れば優勝さえなかったものの、「バーデン大賞(G1)」4着、「ロイヤルオーク賞(G1)」3着、「フォア賞(G3)」2着と一定の結果を残す。
・6歳(現5歳)秋に帰国するが、2戦も未勝利でこの年を終える。
・翌年も現役を続行するが、この年はいわゆる「オグリキャップがクラシックに出られなかった年」で、オグリキャップが古馬に混じって重賞を荒らし回りタマモクロスが「天皇賞(G1)」春・秋制覇した芦毛のスターホースが猛威を振るった年だった。
・勝ちきれない競馬が続くなか「毎日王冠(G2)」では、ゲート前で大暴れ、2頭に回し蹴りを食らわせ1頭を発走除外にしてしまう。
・これが原因で、厩務員同士の喧嘩に発展するが、レースでは2着に入線する。
・結局この年も1勝もできずに引退するが、2年に渡る海外遠征での好走が、海外が夢のまた夢だった日本競馬にとって財産となり、この挑戦は無駄ではなかったといえる。
小ネタ
・「日本ダービー(G1)」制覇時、調教師と揉めていたオーナーは風邪を理由に競馬場には観に来ていなかった。
・ちなみにオーナーは、シンボリルドルフの海外遠征時にも調教師と揉め事を起こし、厩舎側は帯同せず調教等は現地のスタッフに任せる事態となっている。
・父モガミの産駒は気性に難がある馬が多く、レガシーワールドに至ってはレースすらままならず去勢されるが、のちに「ジャパンカップ(G1)」を制している。
代表レース
1985年 日本ダービー
シンボリルドルフに続き、シンボリ牧場連覇となった日本ダービー。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、アニメ「ウマ娘プリティーダービー」に登場するシリウスシンボリを紹介しました。
キャラクターたちの可愛さももちろんですが、名馬たちへの造詣の深さと、それをアニメに落とし込んでエンタメに昇華させた「ウマ娘 プリティーダービー」からは、今後も目が離せません。
アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」は2022年4月6日現在では7つのサービスで配信されています。
中でもオススメはAmazonプライムとU-NEXTです。
無料トライアルを利用して、実質無料で観ることができます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もみなさんのお役に立てる情報を発信していきます。