クロモリロードはどんな人にオススメ?特徴とメリット・デメリットを解説

自転車

こんにちは、フライドエッグののっちです。

最近、グラベルやピストバイク、シングルスピードなどの人気から再び注目が高まってきたクロモリロードバイク。
私自身も現在の愛車は「RALEIGH」のクロモリロードバイクです。

「クロモリ」から連想するのは「重い」「古い」などのイメージもあれば、「スッキリしていてかっこいい」というイメージもあります。
今回は、クロモリロードバイクの特徴からメリット・デメリットを解説していきます。

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クロモリロードの特徴

クロモリとは

クロモリとは、カーボンやアルミと並んでフレームなどに使われる素材のことで、スチールの一種です。
スチールの中でも「クロムモリブデン鋼」のことを略して「クロモリ」と呼んでいます。

クロモリ以外のスチールでは、ママチャリなどの一般的な自転車に使われる「ハイテン」、レイノルズ531に代表される「マンガンモリブデン鋼」、カイセイ8360に代表される「ニッケルクロムモリブデン鋼」などがあります。

オーダーメイドで自由度が高い

クロモリフレームの特徴の一つに「加工のしやすさ」が挙げられます。
どんなバイクでもパーツ交換などでのポジション調整はできますが、クロモリの場合はビルダーさんにオーダーすれば、フレームからミリ単位での調整も可能です。

どんな人でも乗りやすい

クロモリロード の特徴の一つに「車重が重い」という点があります。
一見デメリットにも感じますが、この重さがあることによって安定性に優れるというメリットがあります。
特にロードバイクに不慣れな初心者の方は、軽すぎるバイクだと操作がぎこちなくなり乗りづらいと感じてしまう場合もあるようです。

操作性以外の部分でも「私服で乗っても違和感がない」というところも人を選ばないポイントになります。

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クロモリロードのメリット・デメリット

クロモリロードには、他の素材のバイクと比べてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
実際に乗っていての感想や、その特徴から解説していきます。

クロモリロードのメリット

まずはメリットから解説していきます。

細身のチューブがかっこいい

見た目の話にはなるのですが、クロモリロードの特徴とも言えるのが「細身のチューブ」です。
ロードバイクの伝統的な構造美と清々しさをも感じさせてくれるのは、クロモリロードのホリゾンタルフレームではないでしょうか?
あくまでも個人の好みの話にはなるのですが…。

頑丈

クロモリフレームの特徴の1つに「頑丈さ」が挙げられます。
高価なカーボンフレームは耐久年数がありますし、取り扱いがデリケート。
軽量のアルミフレームは打ち所によっては簡単に破損してしまいます。
一方クロモリフレームは、転倒したとしても破損して乗れなくなることはほとんどありません。
もっと言えば曲がっても凹んでも修復可能です(程度にはよりますが)。

ただし、傷はもちろん付きますし、その傷から錆などによる腐食などもあります。

独特な乗り心地

クロモリフレームはアルミやカーボンに比べてしなりが大きいです。
しなりとは、ペダルを踏み込んだ際のフレームの「動き」です。
その動いたフレームは元の形に戻ろうとするのですが、その反発力が独特な乗り心地になります。
アルミやカーボンの場合、踏み込んだ分だけ「カチッ」と加速していくのですが、クロモリの場合は一瞬沈んで「グィン」と加速します。
踏みこむ力にプラスしてパワーが加わるような伸びやかな加速を感じられます。

表現が大きくなり、あたかも「クロモリの方が速い」と感じた方もいたかと思いますが、純粋な加速性はカーボンやアルミには劣ります。
しなる分だけ力は逃げますので、その点硬い乗り味のカーボンやアルミは力を逃さず加速に繋げていけます。

長時間乗っても疲労が少ない

クロモリフレームでよく言われるのが「振動吸収性が高い」といったところです。
この振動吸収性とは、路面からの微振動をフレーム内部でいかに減衰しているかといったものです。
数値的には若干カーボンより劣りますが、アルミよりは優位になります。

もう1点が先述した「しなり」が大きいことです。
カーボンやアルミは踏んだ瞬間に動力に変わるのに対し、クロモリは一瞬遅れて加速していく感じです。
踏み込みが硬いと瞬間的なパフォーマンスは上がりますが、その分疲労が蓄積していきます。
クロモリの場合は踏み込みが柔らかい分、力は逃げますが体への負担が小さくなります。

クロモリロードのデメリット

次はデメリットを解説していきます。

とにかく重い

クロモリフレームの代表的な特徴と言えるかもしれません。
フレーム重量で比較すると、クロモリが1,800〜2,000g、アルミが1,300〜1,500g、カーボンに至っては1,000gを切るものも数多くあります。
たかが1kgと思う方もいるかと思いますが、10kgを切るロードバイクにおいては10%以上も軽量ということになります。

錆びやすい

クロモリは鉄なので、雨ざらしのとことに置いておけばもちろん錆びますし、傷がついて塗装がハゲればそこから錆びて行ったりもします。
ただ自転車自体が雨の中の走行に関しては想定していないわけではありませんので、雨の中走ったらすぐ錆びるということはありませんが、濡れればそのリスクがあるということです。
室内保管や雨の中の走行後は拭いてあげる、こまめに洗車してあげるなど、ケアをしてあげればある程度は防げます。

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クロモリロードはどんな人にオススメ?

ここまで特徴やメリット・デメリットを解説してきましたが、実際にクロモリロードとはどのような人にオススメなのでしょうか。

ホリゾンタルのダイヤモンドフレームが好きな人

ロードバイクは見た目が大事なポイントです!
地面と平行なトップチューブ、細身のフレーム、大きく開いたダイヤモンドフレームがとにかくかっこいいと感じる方にはもちろんオススメです!
好きと感じられるフォルムなら、それだけで乗りたくなりますし、乗っていて気持ちがいいです。
さらに、大事にするようになり日頃のメンテナンスも怠ることがありません。

のんびり楽しみたい人

「レースに出たい」「タイムを縮めたい」などスピードを意識する方には向きませんが、ウラを返せばその点を意識しないのであれば「乗り心地がいい」「頑丈」などメリットが大きいと思います。

できれば室内保管ができる人

先述したように、外での保管には錆びがつきものです。
さらには盗難のリスクもあります。
ロードバイクは高い買い物なのでその辺は注意したいものです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、クロモリロードバイクの特徴からメリット・デメリット、オススメできる人を解説していきました。

疲れを感じずにに遠くまで行きたい。
通勤や通学でタフな使い方をしたい。
一生モノの一台として永く愛用したい。

こういった方にこそ愛される一台になるのがクロモリロードバイクだと私は思います。
自転車の楽しみ方、付き合い方は人それぞれだとは思いますが、意外と幅広い方の選択肢にクロモリロードバイクは入ってくるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。

それでは良き自転車ライフを!!

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