こんにちは!グラフィックデザイナーののっちです。
デザイン性や耐久力の高さから根強い人気のクロモリロードバイク。
クロモリロードバイクは見た目がおしゃれで普段使いからロングライドまでマルチにこなせることから購入を考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、魅力溢れるクロモリロードバイクを国産メーカーに絞って5車種厳選しました。
ARAYA/新家工業
次に紹介するのがザ・日本の自転車ARAYAです。
元々は自転車のリムメーカーで、手組みホイールを組む際にお世話なった方も多いのではないでしょうか。
代表モデルは「TUR」になります。こちらはロードバイクというよりはツーリングバイクになります。
Wレバーにカンチブレーキ、マッドガードにフロントキャリア搭載でまさに「旅する自転車」ですね。
完成車価格はCLARIS搭載車で9万9千円(税抜き)です。
最もコスパに優れる8速仕様がいかにも旅バイクって感じがします。
ちなみに「RALEIGH(ラレー)」もARAYAの製品です。
日本ではクロモリのイメージが強いですが本場イギリスではゴリゴリのエアロロードを展開しています。ラレー=クロモリロードって言うのは日本独自のもののようです。
MIYATA/ミヤタ自転車
国産の代表格といえばMIYATAを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在はMERIDAの傘下になってしまいましたが、その存在感は今でも健在です。
代表モデルは「Elevation EXR」でしょうか。世界最軽量のクロモリフレームを謳い、ぱっと見アルミのバイクにも見えてしまうような曲線を持ちます。
こちらはフレームセット価格になりますが27万8千円(税抜き)です。
発売当初は3ヶ月程度の納期だったのですが、現在では半年から1年待ちになっているようです。
やはりなかなか根強い人気があるようですね。
Maruishi/丸石サイクル
次はツーリングバイクの殿堂「Maruisi」です。
電動自転車やシャフトドライブで学生から大人まで幅広くお世話になっている方も多い老舗メーカーです。
代表モデルは「エンペラーツーリングマスター」です
。650Aタイヤ採用の正統派ランドナーです。
カンチブレーキにWレバー採用、フロント3枚ギア仕様で日本のどんな道にも対応可能です。
オリジナルヘッドパーツと分割可能マッドガードでコンパクトに輪行も可能です。
完成車価格はCLARIS搭載車で13万円(税抜き)になります。
オプションでオリジナル輪行袋やフロント・リアキャリアもあり、まさに旅するバイクですね。
KhodaaBloom/ホダカ
次はマルキン、ネストなども展開するホダカのスポーツバイクブランドの「KhodaaBloom(コーダーブルーム)」です。
こちらはやや特殊ではありますが、コーダーブルームとマツダ自転車工場のLEVELブランドとコラボした日本製クロモリロードバイクフレームの「マスターレーサー」です。
コーダーブルームショップ東越谷店限定で販売されているとのことです。
「誰にでも風を感じる権利がある」というマツダ自転車工場には自転車開発理念があり、競輪用、サイクリング用、街乗り用、高齢者向けなど「その人のための」自転車づくりをしてきたメーカーで、コーダーブルームはこの理念に共感して、マスターレーサーの製作を依頼したそうです。
便利だから乗る自転車とは異なり、マスターレーサーは好きだから乗る自転車体験を豊かにするために生まれたロードバイクフレームで、1本1本丁寧に時間をかけ、精度にこだわって生産されたメイド・イン・ジャパン。
マスターレーサーはフレームセット販売となりますが、試乗体験から購入相談、バイク組立てまで一貫して承り、お客様オンリーワンの自転車を提供するために、マスターレーサーは日本唯一の直営店「コーダーブルーム東越谷店」専売としたそうです。
価格はフレーム単体で14万9千円(税抜き)となっております。
Panasonic/パナソニック
最後に「パナモリ」の愛称で知られる「Panasonic」を紹介します。
家電メーカーで知られるあのパナソニックです。
意外にも大正12年から自転車部品の製造を始める老舗メーカーなのです。
代表とされるのがPOSというシステムを使ったオーダーフレームです。
実はあまり知られていませんがこちらでラインナップされるスチールフレームは全てジャパンメイドの純国内メーカーです。
納期も早く最短2週間で、熟練の職人が仕上げる精度と1mm刻みのサイズ調整、細かな角度の指定も可能です。
価格はシクロクロスのフレーム単体で15万円(税抜き)からと、意外にも価格が抑えられています。
パナソニックといえばチタンフレームも有名ですね。
【番外】ANCHOR/アンカー
番外として是非紹介させていただきたいのが、タイヤメーカーの「ブリヂストン」が展開するメーカー「アンカー」です。
代表するモデルが「RNC7」になります。
こちらのバイクは製造から塗装に至るまで埼玉県上尾市にあるブリヂストンサイクルの本社工場で手掛けられる完全にジャパンメイドのモデルになります。
フレームに用いられるのが真円ではなくバジル形成による独創的なパイプ形状が特徴ですね。
この形状が剛性感としなやかさを高い次元で両立させているようですね。
残念ながら2022年のラインアップからは外れ、生産終了となってしまったようです。
20年以上に渡ってクロモリフレームの良さを世に広めてきたNEO-COTクロモリ「RNC7」ですが、将来の復活も期待したいですね。
まとめ
今回は国産のクロモリロードバイクを厳選して5車種を解説しました。
他にも国産メーカーは数多くありますし、国産にこだわらなければもっと多数存在します。
私自身もクロモリ(ラレー)に乗っていますが、クセになる踏み心地としなやかさは心地良いです。
レーシーなエアロロードとは違い私服でも違和感が無いのも気楽に楽しめるポイントです。
クロモリフレームが気になっている方の参考になれば嬉しいです。